「趣味」って難しくないですか？


コミュニケーションの一環として

「趣味は？」と言う質問を無責任に投げかける人も

少なくないとは思いますが、中々に厄介な問題であります。

「趣味が無い」と応えると

趣味も無いつまらない人間扱いをされますし

逆に胸を張って趣味を主張する人間は

バカの一部をさらけ出しているようでいかがな物かと思います。

デリカシーのある人は「趣味って程ではないけど…」と

せめて前置きがあるように感じます。


では、どこからが趣味でどこからが趣味ではないのか？


私も「趣味」とカテゴライズされる物を

それなりにちょこちょこやってきてはいますが

そこには必ず立ちはだかる壁があり、故に

いまだ「これだ！」と言う物に巡り会っていないと言う

状況であります。


趣味と言えど男子たる物やるからには！

と言う思いが誰しも働くのでしょう。

私も例外でなく

しかし上を見出すときりがなく

結果、「はいはい…」と

ひがみと言っていい感情が芽生え

また、その状況にうんざりしてしまいます…


そして、趣味を極めんとする人間は

ある一定のラインを超えるとそれはもう

「趣味」を通り越し「意地の張り合い」「見栄の張り合い」にしか

見えなくもない状況に陥っているようにも捉えられ

不快感が感じられます。


しかし例外として「俺は私は、趣味に生きるんだ！」と

腹をくくった人間からは不思議とそれは感じられず

おそらくそれは腹をくくった時点で

「趣味」とは別の領域に到達しているからだと思われます。

趣味がこうじて仕事になる人

「仕事が趣味」と言う人等もここに属するのでしょうか…

幸い私自身やりがいのある仕事をさせて頂いていますので

趣味に頼らずともある程度の充実感は得られています。


いずれにしろ「趣味」の難しい所は

その距離感にあるのではないかと思います。

遠すぎるとそれは「趣味」とは言えないし

近づきすぎると単なる見栄っ張り。

突き抜けるとまたそれは「趣味」とは言えません！

無理してやる物でもありません！

まことに「楽しい」と思えなければいけません！

自慢する事ではありません！

人に不快感を与える物ではありません！

邪念は必要ありません！


謎は深まるばかりでございますが

「趣味」との出会いはタイミングが重要であり

時に運命的な物すら感じるのではないでしょうか？

そして求める気持ちを持ち続ける者にこそ

自然とやってくるものなのではないかと願いたいものです。


※この手の時は毎度注訳で言っていますが、全くの個人的見解であり、目的は言葉遊びと私のストレス発散であります。ついでに読んで頂いた方が「クスッ」とでも笑ってもらえれば幸いであります